奉納芸能雅楽会奉納演奏(10月21日)


明治天皇御親祭150年祭奉納芸能協力委員会雅楽会の奉納演奏が平成29年10月21日に行われます。

同日午前に行われる,稚児行列に龍笛演奏で参加後,午後に武蔵一宮氷川神社神樂殿前にて,武樂座さんと合同で奉納演奏を行います。

「豊栄の舞」の予定で,龍笛,合奏,唱歌,舞を披露予定です。

本番までに実力が間に合うかが一番の問題ですが・・・

平成29年10月22日,コクーン会場コクーン広場にて,武楽座,奉納芸能協力委員会と共に合同イベントを企画中です。


奉納芸能雅楽会

 秋の150年祭の奉納芸能担当を中心として雅楽会なるものも活動しております。

雅楽のなかの龍笛(りゅうてき)という笛を月2回練習して秋の本番までに何とか吹けるよう頑張っています。

 この龍笛というのは音を出すのも難しく,世界で一番難しい笛といわれています。

今回奉納芸能雅楽会では豊栄舞(とよさかのまい)を披露できるよう日々練習に励んでいます。

 

奉納芸能雅楽会では,雅楽に興味のある方々の参加を募集しております。見学も可能です。興味のある,参加してみたい,一度見学したいという方はお問い合わせより「雅楽参加について」とお問い合わせください。(折り返し担当から連絡します)

奉納芸能雅楽会ページ(連絡や練習予定等)

今後大宮でも拠点を企画中の武楽座さんと体験会や練習などを予定しております。

 

 

豊栄舞(とよさかのまい)

1950年に越天楽と風車(東儀和太郎作曲)で構成した曲に臼田甚五郎作詞の歌詞を付けたもの。

楽曲は神社本廳の神社賛歌に指定されている。

女性が舞うことを前提にしたため乙女の舞とも呼ばれ,装束は白拍子に似た水干に緋袴が正式とされるが千早の場合が多い。

使用する楽器は笙・篳篥・龍笛・楽琵琶・箏・鞨鼓・楽太鼓・鉦鼓・笏拍子。

採物は紅白の布帛を付けた榊を用いるが、四季折々の花などを用いる場合もある。(参考:近代に作られた雅楽)

 (歌詞)

 朱の雲分けうらうらと とよさか昇る朝日子を 神のみかげと拝めば その日その日の尊しや

 地にこぼれし草の実を 芽ばえて伸びてうるわしく 春秋かざる花見れば 神の恵みの尊しや

 

 

 

雅楽とは

 雅楽というのは世界最古のオーケストラで千数百年に及ぶ持久の歴史を持つ音楽で,いにしえの形を残しながら現在まで伝承されている音楽としては世界でも類を見ません。

 宮廷音楽として国家に管理されてきましたが近年門戸が開かれ,耳にする機会も増えました。

 はじめは全く音の出ない龍笛を学んでいくにつれ,体を使って音を出すという独特の感覚,見た目には何なのかわからない譜面。かなり投げ出したくなる時も多々ありますが,少しでも興味を持たれ自分も参加してみたいという方が増えて,雅楽の歴史の継承につながれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

雅楽の歴史

 

雅楽は飛鳥・奈良時代に朝鮮半島から仏教とともにやってきたそうです。平安時代になると最盛期になり日本化していきます。その後中世においては全くふるわず,応仁の乱(1467年)で京都の楽人が四散し最大の危機を迎えます。

 その後豊臣秀吉が雅楽の復興と保護を行いました。

雅楽の教育を受けられるのは楽家(雅楽を受け継いでいる家)のみで,一般人が雅楽を習うのは禁じられてきました。こうした制限がなくなったのは明治時代で,1873年といわれています。

 このように雅楽は飛鳥奈良時代から現在にいたるまで確実に伝わっています。

 

 

雅楽のおもしろ話

 

源博雅(みなもとのひろまさ)

 「今昔物語集」には琵琶の名機「玄象(げんしょう)」を鬼からとりもどした話とか。宮中で火事があった際にも玄象はひとりでに飛び出し火事を免れた話や鎌倉時代の「十訓抄(じっきんしょう)」では月夜に朱雀門の前で笛を吹いていると同じ姿のものが一緒に笛を吹きはじめ,月夜のたびに一緒に吹くようになった。そのうちお互いの笛を交換して吹いてみたらそれがまた素晴らしい音色で長らく笛を交換したままだった。博雅の死後その笛を吹きこなせる者がいなく,やがて浄蔵(じょうぞう)という名手が現れその朱雀門の前で吹かせたところ,褒めるものがおりそのときはじめてそれが鬼の笛であることがわかった。それには葉が2つ彫られていたことから「はふたつ」という天下一品の笛と呼ばれた。

 この「はふたつ」の笛には藤原道長にも逸話があり,ある日天皇が「はふたつ」を差し出せと道長に伝え,道長は「天皇のおうせは何でも聞きますが,歯2本は欠くことができない」と返した話もあります。

 その他,博雅の屋敷に盗人が入り篳篥(ひちりき)以外をすべて持って行かれ,仕方なくその篳篥を吹くが,その音色が逃げ去った盗人にも届き,その音色に感動し改心した盗人が引き返し,盗品を全部返したという。

 雅楽を通じて盗人や鬼までも心揺さぶってしまう趣深いものだったのかもしれないという逸話があります。

 

 

参考文献:笹本武司「はじめての雅楽」(一部参照)

 

 


練習風景等